こんいろのブログ

ハロプロ関連の記事が主。後は将棋と猫を少々

だーさくの愛し方

さくらは病院に着いて、看護師さん達に挨拶をしてから
さっそくあゆみの病室に行ってみる。

あゆみは上半身起き上がっていてさくらを見て笑顔で
手を伸ばしてさくらの手を掴まえる。
ぐいとベッドに引き込まれてしまうさくら。

ベッドでいちゃいちゃしていると、看護師さんが
来て、「あらあら仲がいいのね~」と言って体温を
測る。さくらが朝ご飯は食べたのですか?と聞く、

「よく食べていましたよ。昨夜もよく寝ていましたから
経過は良好です」

さくらのスマホがふるえだして出るとまりあだった。
すぐに病室にやって来る。
ベッドのあゆみを見て笑顔で手を振る。

あゆみも手を振って、
昨日はマドンナ、まりあのおかげで何事もなく手術が
成功したのよ。と言うと、まりあは嬉しそうに、

「私何もしてません。ただ祈ってただけですから」
そしてさくらの方を見て、
「今日はさくらさんの番ですね。しっかり祈っています」
さくらも笑顔でまりあの手を取った。

さくらの一日が始まった。

長い手術前の準備と検査が終わり、さくらはストレッチャー
で手術室に運ばれて行った。
今日の麻酔科の先生は男性だった。

「麻酔を担当する鈴木五郎です。よろしく」
さわやかな笑顔で挨拶する。

手術は無事に終了した。

さくらは、あゆみの病室へ運ばれた。病院側の配慮で
二人は同じ病室の二人部屋だった。
あゆみは立ち上がってさくらを迎えた。側には
まりあが一緒だった。

二人は五日程入院してから退院する事になった。

二人は吉田先生から退院するにあたってこまごまの
注意する事を聴く。約一週間程は毎日通院して
検査を続ける事になる。

「何か質問はありますか?」

あゆみはそれに、
私達が手術を終えて家に帰る事が報道されていますが、
また家の周りにメディア各社が連日集まって混乱が
予想されますがそれについてどう処理されるのですか?

「その件は、警察にお願いいたしまして、付近の道路に
報道の車が止まる事は駐車違反として厳重に注意して
悪質な場合はレッカー車で移動させる事になりました。
そしてしばらくの間は近くにパトカーを配備して厳重に
取り締まるそうです」

二人は大きくうなづいて、
ありがとうございます。それで安心しました。

「そして報道各社にはお二人には過度な取材は絶対に
禁止する事を声明を出す事にしています。違反したら
そのメディアには今後一切取材を禁止すると発表して
すべて取材はお二人でなくて病院側で受ける事にします」

二人は再度頭を下げた。

さくらが、
手術が成功して、もし私達が受胎しましたとしたら
その場合出産するまでどのような注意をしたら
良いのですか?二人とも全く経験が無いのですが。

吉田先生は、首をかしげながら
「それは、私も婦人科、産婦人科の事はわかりますが
お二人のような事例は全く経験が無いですし、どう
説明していいのか・・・普通の男女のご夫婦の場合に
ついて説明してもいいですか?」

二人はうなづいて、お願いします。答えた。

吉田先生は、普通の夫婦の妊娠後の注意する事柄を
説明を始める。主に安定期後の悪阻(つわり)流産、
食事などの色々な注意する事を説明する。

さくらが、
本で読んだのですが妊娠後しばらくして『安定期』
に入るそうですが、どのくらい後の事なのですか?

「それは5ヶ月後、妊娠16週からを安定期と呼びます。
その後は妊娠初期症状、悪阻も和らぎますし流産の
危険も少なくなります」

あゆみが、
では、安定期後には私達が愛し合っても大丈夫なんですか?

吉田先生は少し戸惑って、
「愛し合うと言いますと・・・お二人が非常に愛し合って
いるのは見ててよくわかりますが、それは精神的にですか、
それとも、肉体的にですか?」

あゆみがちょっと次の言葉につまると、

さくらが、

もちろん肉体的にです!! と言い切る。

私達はすでに結婚しています。正式に婚姻届け出した
正真正銘の夫婦何です。